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2021年11月25日

インドネシアのイスラム教

インドネシアのイスラム教
インドネシアは世界最大のイスラム教国ではありますが、日本人が思い描く厳格なイスラ
ム教とは少し異なり、戒律などに対してかなり緩い宗教観を持つ人が多い国です。例えば、
イスラム教の唯一神アラーは偶像を作り拝む行為を絶対に禁止していますが、インドネシア
人はイスラム教徒であっても他宗教の神社仏閣に詣でたり、手を合わせたりすることに問題
はないと考える人が多いです。
もともとインドネシアにイスラム教が入ってきた経緯が平和的に商人から伝えられたため、
他民族からの征服・支配による信仰の強要があった他のイスラム地域と比べると戒律や他宗
教に対して寛容だと言われています。そのため、イスラム教が伝わる以前から存在していた
仏教やヒンドゥー教も共存しており、イスラム教徒以外の人にイスラムに基づく行動を求め
るようなこともありません。
・お祈り :1日5回(朝・晩でまとめてすることができる) →基本的には寮にいる時間帯にお祈りをするよう指導します
・ラマダン:断食(1か月間、陽が昇っている間は基本的に何も口にしない) 終わると、ラマダン明けの大祭がある(日本のお正月のような感じ) →仕事に支障をきたさないよう指導していきます
・ヒジャブ:女性がかぶっている布 →仕事ではかぶらないように指導しています
・禁止飲食物:豚肉、酒 →本人が望まなければ勧めたりしないであげください ・触禁止動物:犬(特に濡れている犬)
→宗教上の教えで狂犬病にならないため禁止されています
・頭に触れない:宗教上、「頭」は最も大切な部位と考えられています。 →不用意に触らないようにしてください
叱る時や冗談で頭を小突いたりもご注意ください