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2022年10月10日

インドネシア人実習生初めての配属

2022年8月15日経友会で初めてのインドネシア人実習の配属がありました。

建築足場1社2名、農業1社男性2名、農業1社男性1名、女性1名の計6名です。

期待と不安の入り混じった初めての配属でした。

その後2週間ほどしての評価は、建築足場の実習生は、「素直で真面目に実習している。

とても良い。」とのことでした。男性2名配属の農家Aさんでは、「素直でとても良い。」

との返事をいただきました。残る男性1人、女性1人のB農家さんでは、「やる気がないようにみえる。」との評価でした。B農家さんでは、実習生からも不平不満が出ました。

結局は、8月末でこの2人は、自主的に退職しました。

帰国を前提としない自主的な退職は、経友会でも珍しいことです。

どういう情報があるのか分かりませんがとても楽観的な退職でびっくりしました。

私としてもこの2人の転職先を探さなければなりません。

でも、転職先に迷惑をかけるわけにいきません。

経友会を1次受け入れ先とする転職には、私自身大きな不安がありました。

それで転職先は、「送り出し機関で探してください。」 

と送り出し機関とお願いしました。

理由として、送り出し機関は「経友会で通常行なっているスクワットの体力テスト」

に協力しませんでした。体力訓練もまったくしてませんでした。

このような不祥事が起こるのは、当然のことでした。

しかしながら、送り出し機関は、実習生の転職に何の成果も上げられませんでした。

その後私自身も、なぜ2社の評価がとても良くて1社の評価が悪いのか

いろいろ考えました。

そこで思い付きました。

評価の高い企業には、「ベトナムVILACOからの実習生受け入れ経験がない。」

ということです。

VILACOの実習生は、B農家さんでは、面接試験で全員15分で、300回以上出来ました。

普通のベトナム人実習生は、良くて100回程度です。

なのでVILACOの実習生の実習生は、仕事がとても早いです。

普通の日本人と比べると3倍程度、他の実習生と比べても2倍程度の

生産性です。

B農家さんでは、現在4名のVILACOの実習生がいます。

これらの実習生と比べると「やる気がなくて、極端に仕事が遅い。」

と思ってしまったのも已むを得ない気がします。

この2人の転職先は、私の「転職先に迷惑をかけてはいけない。」

との思いが強すぎてなかなか決まりませんでした。

ですが私が主催しているLineの情報交換グループで

思わぬ問い合わせがありました。

この2人の受け入れを検討しているとのことでした。

話の途中で「体力のない者は、受け入れ出来ない。」との

懸念を示されて挫折しかけましたが、「この2人は、一般的な平均レベルの体力の

実習生です。スクワット300回以上のVILACOの実習生と比べると見劣りがします。

と説明して納得していただきました。

結果として、実習生受け入れが内定しました。

これから実習実施機構に実習先の変更手続きを申請します。

この事件を通して人生についてたくさん考えました。

1 実習生の人選は、最も重要。日本人、外国人を問わずスタッフの人選も最も重要。

2 こちらの要求を受け入れない人と付き合っては、いけない。

3 人生で1番大切なのは、「お互い理解し、尊敬し合える人間関係を作ること。」

結局は、私にとって素晴らしい出来事でした。

お2人の写真です。